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パンむぎとしは自ら小麦も栽培、土から学んでいます。 |
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自然の循環を大切に育てられたオーガニック小麦だけを使用。 |
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仕込みの直前に石臼で自家製粉します。 |
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自家栽培の小麦とレーズンから培養した天然酵母でじっくり発酵。 |
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地元の山で育った「薪」を燃やして石窯を蓄熱。 |
小麦畑では虫や草花のあふれんばかりの生命力を感じます。
忘れていた感覚が呼び覚まされ、ふつふつと元気が湧いてくるのです。
「そんな自然たちの生命力を、パンに醸してお客さまにもお届けしたい。」
そのために、パンむぎとしは自ら畑に種をまき、真摯に土から学びます。
小麦は「粉」である以前に「植物」の「種子」だから。
パン作りの期間よりも、小麦が成長する期間のほうが圧倒的に長いのです。
「種子」は小麦という植物が一生を送ってきた集大成。
どんな一生を送るかは「栽培」にかかっています。
「薬漬け、化学肥料漬けの一生なのか。」
「力強く奔放に育ってきたのか。」
「元気が湧きだし、心とからだに染みるパン」を召し上がっていただくためには、自然の生命力を活かして元気に育ってきた小麦が必要不可欠だと考えているのです。
使うのは胚芽も外皮(ふすま)もふくんだ茶色い粉。
ご注文をお受けしてから石臼(いしうす)で挽き、酸化するまえの新鮮な小麦を使ってパンにします。
一般的な食パンは、胚芽も外皮も取りのぞき、デンプンとグルテンだけになってしまった精白粉に、加工乳、加工油脂、卵、砂糖などで「味」をくわえたもの。さらに保存料に生地改良剤・・・
しかしながら食事パンは本来、菓子でも工業製品でもなく、いのちを支える日々の糧なのです。
生命力あふれる小麦をそのまま活かせば、余計なもので味をくわえる必要なんて、本当はないのではないでしょうか。
パンの味わいの深さは、発酵・熟成によって決まります。
一般的なインスタント酵母とはちがい、天然酵母には酵母菌をはじめ、乳酸菌や酢酸菌などの多様な微生物が共存している「生命力の宝箱」。
手間と技術が不可欠ですが、それを補って余りあるほどに噛めば噛むほど、奥深い味わいを醸してくれます。
いわば伝統的な日本酒製法である、生酛造りや、栽培から醸造までを自然に寄り添い作られる、自然派ワインのよう。
発酵食品どうしの相性も抜群です。
大人よりも純粋な味覚をもつ、小さなお子様のほうがパクパク食べるのをみていると、「味覚は財産」だなと実感させられるものです。
ボタン一つで焼いてくれる機械オーブンではなく、店主がレンガをコツコツ積み重ねて完成させた「レンガの薪窯」でパンを焼き上げます。
窯の奥から手前、手前から奥へと炎を移動させ、4時間近くもかけてレンガにたっぷり蓄熱。
「薪をあと一本燃やすかどうか、ナラの木なのか、シイの木なのか、生地の熟成とのタイミングはどうか」など経験による判断と手作業で窯の炎を操ります。
自然の熱でゆったり、じっくり焼き上げたパンには、やさしくて力強い、自然の生命力が宿っています。
「食べることを楽しみ、よりよく生きるひとのために、最高のパンをお届けしたい。」
ヒントを見つけるために熊野の山奥に移り住み、自ら小麦を育て、
石窯に炎を燃やしてパンを焼き始めました。
追求の先にようやく誕生した食事パン。
・心とからだに、染みるパン「もと」
・しみじみ元気が、湧き出すパン「わきたつ」
麦の「粒」を石臼で挽くことからパン作りが始まる、
しみじみ味わい深い、食事パンです。
麦の特性を活かした独自の熟成により、
従来のパン製法では相反する特徴だった、
「深い味わい」×「軽やかさ」の両立を実現させることができました。
ふわふわの食パンではありません。単にハード系のパンを型で焼いたものでもありません。
「素材の声・微生物の声・炎の声」に耳を傾け焼き上げる「豊かな食事パン」です。
安心安全だけではない、
甘み、苦み、旨み、酸味、香り、余韻・・・ぜんぶ含めて心とからだに、じわりと染みる。
「よりよく生きてく力が湧き出すように。」
薄くスライスしてお召し上がりください。
大切なものが、伝わるはずです!
*通販限定のパン。
*完全受注製造。一本一本、店主自身が手間を惜しまず焼き上げます。
*選び抜いた貴重なオーガニック小麦だけを使用するため、数量限定。
*石臼製粉・天然酵母の培養のため、到着には時間がかかります。
*お早めのご注文をおすすめいたします。
*1本でも、2本、3本でも全国一律650円。定期購入の場合は550円。
(北海道・沖縄・離島は除く/クール代は別途)
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最近、食べたものに感動していない。 |
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心とからだをささえてくれる、地に足ついたパンで豊かな食事を楽しみたい。 |
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たまには自然に触れて、忘れていた感覚を取り戻したいと思っている。 |
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懸命に畑を守るオーガニック栽培の農家さんを応援したい。 |
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味わい深いパンは食べたい。でもガチっと焼き締められた皮の厚いパンは、日常的には食べにくい。 |
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糖質を気にしている、栄養もしっかりとれるパンがいい。 |
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何かに挑戦していたい。 |
噛めば噛むほど素材本来の自然の味わいに舌つづみ。
パッケージから出したとたん、科学的な臭いが鼻を突くこと、よくありますよね。
慣れてしまえば不自然な加工食品でも食べられてしまうのが悲しいところ。
そんな利益優先の味で、自分の味覚を刷り込まれたくない、と思うのが本音ではないでしょうか?
自然の中で生まれた天然酵母で発酵・熟成させたパンからは、鼻に抜ける芳醇なカラメル香、複雑に絡みあう熟成されたうま味・甘みが醸されます。
小麦栽培でお世話になっている農家さんは、「ここのパンをあてにお酒を呑める」とおっしゃいます。
噛めば噛むほど素材本来の深い味わいに舌つづみを打つことができます。
もっちりしっとり、甘くてふわふわな食パン。
嗜好品として楽しくて消費をあおられますよね。
その反面、食べることと生きることをつなげて、大切に作られた食事パンは世の中にどれだけあるでしょうか?
素材の育った環境から製粉、製パンまで携わり農家さんとつながって育てられるパン。
そんな地味だけど、滋味深いパンが日々の食事を豊かにしてくれます。
「むしょうに生きたくなりました。」
パンを召し上がった取材記者さんが伝えて下さった言葉です。
コンクリートや工業製品に囲まれて生活していると、人間としての大切な感覚がマヒしているんじゃないかと思うこと、ありませんか?
たまには自然の中でリフレッシュしたり、生命力あふれる食べ物で感性を刺激したいもの。
むぎとしのパンは自然の力を活かし、力強く育った素材だけで作ります。
「ああ、食べることは、生きることだった」「昔は食べ物ってこうだったなあ」そんなことまで思い出させてくれる、生命力あふれる味わいが持ち味です。
じつは日本は農薬大国。
常に世界上位3位内に入るほどに農薬・化学肥料を散布しています。
農薬によって生物の循環がなくなれば、土は痩せます。
痩せた土で作物を肥大させるための過剰な化学肥料は病害を招き、それをまた農薬で抑え込む。
こうして悪循環が繰り返されます。
日本の小麦自給率は11%、そのなかでもパン用はわずか1%。
その1%のなかで、未来につながる循環型農法で栽培する小麦農家さんは、数えようもないほど少ないのです。
「子供たちの未来を支える農地を持続して、安全な作物を提供したい。」
そんな信念を持った農家さんを応援するためにも、むぎとしのパンには循環を大切にして栽培されたオーガニックの小麦だけを使用しています。
味わい深さ×食べやすさ=しみじみからだが喜ぶを実現。
ガチっと焼き締められた皮の厚いパン、海外みたいでいいですよね。
しかし一方でカットしづらく、食べづらい、歯がちょっと、、、総じて何か疲れる、これも事実かもしれません。
かといって、ふわふわの一般的な食パンは日々の食事としては不安。。。
そんな違和感を解決するために、製粉から発酵・火入れに至るまで固定観念に縛られずに「しみじみ、からだがよろこぶ食事パン」を追求し続けています。
さらに特注の焼き型を使用することで食べやすさをアップさせ、しかも味わい深さまで向上させることが実現しています。
一般に使用される精白小麦粉には、糖の吸収を穏やかにしてくれる食物繊維がほとんどないため血糖値も急上昇、急下降。
小麦本来の味わいが乏しく、砂糖や加工乳、加工油脂を添加して味を付け加えます。
むぎとしの食事パン「わきたつ」「もと」にはこのような過剰な精白粉ではなく、味わい深い茶色の石臼挽粉だけを使用します。
だから砂糖も卵も乳製品もつかう必要がなく、卵・乳アレルギーをお持ちの方でもお召し上がりいただけます。
小麦全粒粉の「外皮」には食物繊維が玄米の3倍もあり、香り・味わいの個性もこの部分に多くあります。
「胚芽」は高い栄養価と発芽する能力をもつ、生命力の源なのです。
添加物・化学調味料も一切不使用。
(*卵、乳製品不使用ですが、厨房では扱うことがあります。生地に入ることはありませんが、重度のアレルギーの方は念のためご注意下さい。)
挑戦する人は輝いています。
しかし目標を目指すその現実はシンプルなものではなく、大抵の場合は複雑なもの。
むぎとしはそんな困難に挑戦する人、ちょっと弱気になってるけど一歩進みたい、そんな人を応援するようなパンを焼いていたいと心から願っています。
昆布のように噛めば噛むほど、うま味とやる気がムクムクと湧いてくる、元気の湧き出るパンをお召し上がりください。